sandbox keyboard
初心者用 はんだ付け練習基板「sandbox keyboard」のマニュアルになります。
目当てのキーボードにいきなりはんだ付けするのは怖くないですか?
そんな時はこの基板を練習台にして、はんだ付けに慣れてから取り組んでみましょう。
初心者の方でも自作キーボードの組み立てができるように、なるべく丁寧に説明していきますが、わかりにくい部分などありましたらTwitterにメンション or DMをいただくか、お店の問い合わせフォームからご連絡ください。
また間違った内容、不適切な内容、苦言などありましたら同様にご連絡お願いします。
事前準備
基板の使い方の前に、「自作キーボード組み立てに必要な工具」をご確認いただき、必要な工具を揃えてください。
全体図
この基板は線から上が「練習部分」、下が「キーボード部分」になっています。
練習部分は配線がされていないので、純粋にはんだ付けの練習をする部分です。
キーボード部分も単にはんだ付けの練習にしても良いし、その気になれば実際にキーボードとして動かすこともできます。 練習からキーボード部分の作成と進んでいきますので、順番に読み進めてください。
はんだ付けの練習
まずははんだ付けに慣れていきましょう。
スルーホールタイプの練習
シンプルな部品であるスルーホールタイプのダイオードをはんだ付けしましょう。
表面実装タイプの練習
電子部品にはスルーホールタイプ以外にも表面実装(SMD)タイプの部品もあります。 表面実装(SMD)タイプのダイオードしか対応していないキットもありますので、その場合はこちらで練習しておきましょう。少し難易度は上がるので、これから作るキットになければ飛ばしても大丈夫です。
キーボード部分
ここからはキーボード部分に入っていきます。
Pro Microなど必要な部品をつければキーボードとして動かす事も可能です。
基本ははんだ付けの練習なので、まずは練習ベースで説明を続けます。
ダイオード
先ほどまでのダイオードは配線がされていないので、特に機能はしませんでした。
こちらのスペースのダイオードは実際にキーボードの部品として配線されています。
ハンダが不十分だったり、向きが間違っていたりしたらキーボードが正常に動きません。
丁寧にやっていきましょう。
このスペースのダイオードはスルーホールタイプの時に使ったフットプリント(基板のパターンのこと)と同じです。 そのままスルーホールで使うこともできますが、内側には表面実装タイプのダイオードも取り付けられるので、目当てのキーボードと同じタイプではんだ付けを行ってください。
キースイッチソケット
キースイッチを直接基板にはんだ付けするタイプと、キースイッチソケットを使用してキースイッチの交換ができるようになっているタイプがあります。キースイッチソケットに対応している場合はこちらで練習しておきましょう。
リセットスイッチ
ファームウェアの書き換えの時に必要になるスイッチで、形状は違えどほとんどのキーボードについています。
Pro Micro
あとはPro Microをつければキーボードとして動かすことができます。
ファームウェア
ファームウェアの基本については、自作キーボードのファームウェアを参考にしてください。
Remapからファームウェアを書き込めるようになったので、Remapのsandbox keyboardのページの「FLASH]というリンクから書き込みを行ってください。通常は「default」、OLEDも使用する場合は「oled」というファームウェアになります。
QMK Toolboxで書き込みをする場合は、上記ページからhexファイルをダウンロードしてください。
ソースコードをいじってみたい方も、上記ページのリンクからたどってください。
キースイッチ、キーキャップ
お好みでキースイッチ、キーキャップをつけてください
動作確認とキーマップ
キーボードの動作確認を行いましょう。
オプション
TRRSジャック
分割型キーボードの場合、TRRSケーブルで左右を接続することが多く、TRRSジャックの取り付けが必要になります。 TRRSジャックの取り付けが必要な場合はこちらで練習してみましょう。
OLED
キーボードによってはOLEDディスプレイに対応しているものもあります。 sandbox keyboardでも取り付けられるようになっているので、お好みで取り付けてみましょう。
こちらでsandbox keyboardができることは全てです。
最初の頃より、はんだ付けのレベルが上がっていると思います。
ぜひ、目当てのキーボードを完成させてください!